EXCEL VBA 行・列の表示・非表示(解除)の切り替え(Hidden)
●はじめに
EXCELで表を作成して、一部分に行や列ごとに表示・非表示に「Hidden」プロパティを使って切り替える事が出来ます。作業用のセルとして隠す操作や印刷する時に、印刷させない様にする時に使用します。それでは、セル表示されている行や列の表示・非表示を切り替える(Hidden)プロパティの利用方法を説明いたします。
●書式の説明
Rows(行を指定).Hidden = True (非表示)/ False (表示)
Columns(列を指定).Hidden = True (非表示)/ False (表示)
指定した行を非表示・表示する方法
●プログラム説明 指定した行を非表示・表示させます。(範囲)(サンプル①) ※(画像クリックで拡大)
下記、表の3~8行目を非表示にさせて、再び再表示させるプログラムです。
Sub Hidden00()
Rows("3:8").Hidden = True 'セルの3~8行目を非表示にします。
MsgBox "3~8行目を非表示しました。"
Rows("3:8").Hidden = False 'セルの3~8行目を再表示します。
MsgBox "3~8行目を表示しました。"
End Sub
●実行前~実行後 指定した3~8行目を非表示して再表示されました。
※(画像クリックして拡大)
指定した列を非表示・表示する方法
●プログラム説明 指定した列を非表示・表示させます。(範囲)(サンプル②) ※(画像クリックで拡大)
下記、表のC~E列を非表示にさせて、再び再表示させるプログラムです。
Sub Hidden01()
Columns("C:E").Hidden = True 'セルのC~E列を非表示にします。
MsgBox "C~E列を非表示しました。"
Columns("C:E").Hidden = False 'セルのC~E列を再表示します。
MsgBox "C~E列を表示しました。"
End Sub
●実行前~実行後 指定したC~E列を非表示して再表示されました。
※(画像クリックして拡大)
ボタンを使って指定した列に対して表示・非表示をさせる方法
●プログラム説明 指定した列を非表示・表示させます。(範囲)(サンプル③) ※(画像クリックで拡大)
Sub Hidden02()
'下記のプログラムは、指定列に対して【Not】を指定する事により、表示なら非表示・非表示なら表示にします。
Columns("C:E").Hidden = Not Columns("C:E").Hidden 'C~E列の表示⇔非表示
Columns("G:I").Hidden = Not Columns("G:I").Hidden 'G~I列の表示⇔非表示
End Sub
●実行後 「列のON/OFF」ボタンをクリックする事で、列の表示・非表示を繰り返します。
※(クリックして拡大)
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