EXCEL VBA エクセルデータの標準化・データの統一・データの整備(テクニック)

EXCEL VBA エクセルデータの標準化・データの統一・データの整備(テクニック)

 

 ●はじめに
EXCELシートにデータベースを作成する際に、列ごとに統一された形式で文字列が入力されていないと、プログラムで作成した条件式などで正しく認識されない場合があります。呼び方は同じ文字列で入力されていても、全角と半角では別の文字として認識されてしまいます。また、文字列の間にスペースなどが文字列の間に入力されていても別の文字列として認識されてしまいます。このように、データベースを取り扱う際は、データの標準化を図らなければなりません。このようなデータの標準化作業もVBAプログラムを使う事で簡単に数千・数万のデータを整備する事が出来ます。それでは、EXCELデータの標準化(整備)の方法を順番に説明いたします。

 

 

EXCELデータを統一された表記に変える(文字列の置き換え:Replaceメゾット)

 

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム①)
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下記のプログラムは、下表のデータにあるB列「会社名」の㈱・(株)・(カブ)を一括に「株式会社」へ変換するプログラムです。データベースとして統一したデータを作成する際に、㈱・(株)・(カブ)など意味としては同じですが、データ(文字列)で表すと別の意味となってしまいますので、統一した文字列に変換する必要があります。

 

 

 

 ●実行前~実行後 ※プログラム実行後、B列の会社名の㈱・(株)・(カブ)を⇒統一して「株式会社」に変換しました。
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EXCELデータを統一された表記に変える(特定の文字列を消去:Replaceメゾット)

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム②)
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下記のプログラムは、下表のデータにあるB列「会社名」の㈱・(株)・(カブ)を一括に「消去」するプログラムです。データベースとして統一したデータを作成する際、余計な文字や記号などがあると特にソートや文字列を並び替えした際に順番にならない不都合が生じます。そのため、余計な文字列や記号を消去する必要があります。

 

 

 

 ●実行前~実行後 ※プログラム実行後、B列の「会社名」にある「㈱・(株)・(カブ)・株式会社」が除去され、社名のみの表示になりました。

 

 

EXCELデータを統一された文字列に変える(複数指定した文字列の一括変換・置換:Replaceメゾット)

 

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム③)
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下記のプログラムは、下表のデータにあるB列「書籍名」・C列「Office」に登録されている「(エクセル・エクセル・excel)」の複数文字列を「EXCEL」(英文字)へ一括へ変換(置換)を行うプログラムです。 黄色枠に文字列を指定し「変換元」と「変換後」の文字列を指定する複数文字列変更を行います。

 

 

 

 

 

 ●実行前~実行後 ※プログラム実行後、B列「書籍名」・C列「Office」に登録されている(エクセル・エクセル・excel) ⇒ EXCEL(英文字)へ一括変換(置換)されました。

 

 

 

EXCELデータの空白を削除(全角・半角「空白・スペースの削除」一括変換:Replaceメゾット)

 

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム④)
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下記のプログラムは、下表のデータにあるB列の「会社名」に社名が登録されている間に空白スペースが入っています。この社名の間のスペースを削除します。スペースを削除する際は、半角スペースと全角スペース両方に対応するプログラムにした方が、一括でスペースが削除されます。

 

 

 

 

 

 ●実行前~実行後 ※プログラム実行後、B列の「会社名」の間にある、スペースが削除されました。データベースを構築する際は、このように余計なスペースを削除しないと、並び替えや検索する際、正しく動作しない事がありますので、注意してください。

 

最後まで、ご覧いただきまして誠に有難うございました。
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