EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・乗換案内・交通費精算・定期代・webスクレイピング(テクニック)

 

EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・乗換案内・交通費精算・定期代・webスクレイピング(テクニック)

 

 

 ●はじめに

今回説明するのは、EXCEL VBAとGoogleChrome(クローム)を利用して、Yahoo乗換案内・ジョルダン乗換案内のWebサイトから運賃や定期代などを取得する方法を説明いたします。下記のサンプルプログラムは、社内業務で外出した時に交通費を精算する時や複数人の定期代を調べる時に利用すると便利だと思います。出発駅と到着駅をEXCELシートに登録していると順番にWebサイトから運賃や定期代を取得します。あくまでも、簡易的にプログラムを作成しておりますので、細かい設定等は、出来ませんのでご了承下さい。なお、Webスクレイビングを利用する際は、問い合わせ先のWebサーバーに負荷がかかりますので、連続利用はお控え下さい。それでは、サンプルプログラムを交えて順番に説明いたします。

●注意:下記の各プログラムを実行するには、SeleniumBasic事前設定が必要になります。下記を参照して下さい。

EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・webスクレイピング・情報取得(Seleniumの設定・準備)

EXCEL VBA バス運賃・電車運賃の料金集計「サンプルプログラム」(テクニック)

EXCEL VBA バス運賃・電車運賃の料金集計「サンプルプログラム」(テクニック)

 

 

 

 

 

EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・乗換案内・交通費精算① メッセージボックスに表示

 

 

 ●プログラム説明 (サンプル①)

下記のサンプルプログラムは、YahooJAPAN!路線情報(乗り換え案内)のWebサイトを利用して、プログラム内に指定した出発駅と到着駅の区間運賃を検索するサンプルプログラムです。今回のプログラムでは、出発駅「東京」⇒到着駅「新宿」としてプログラム実行を行い指定区間の運賃(電車料金)をメッセージボックスに表示します。

【プログラムの流れ】
① グーグルクロームでYahoo!JAPAN!路線案内のWebサイトを立ち上げます。
② 出発駅に「東京」・到着駅に「新宿」で検索して区間運賃が表示されます。
③ メッセージボックスに検索結果の運賃を表示します。

【プログラム実行条件】
① SeleniumBasic事前設定をサイト(https://akira55.com/seleniumbasic_googlechrome/)より行って下さい。
② VBEの参照設定を行う【VBEの画面より】【ツール】⇒【参照設定】を選択して【Selenium Type Library】にチェックを入れます。

 

 

 

 

 ●実行前~実行後 ※プログラム実行後、WebサイトYahoo!Japan乗換案内が立ち上がり、指定している乗車区間(東京駅⇒新宿駅)の検索を行いました。
(画面クリックして拡大)

 

 

 

 

EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・乗換案内・交通費精算②EXCELシートに表示

 

 

 ●プログラム説明 (サンプル②)

下記のサンプルプログラムは、YahooJAPAN!路線情報(乗り換え案内)のWebサイトを利用して、EXCELシート内に指定した出発駅と到着駅が登録されています。この出発駅と到着駅の区間運賃を連続にWebサイトより検索するサンプルプログラムです。検索結果は、EXCELシートに運賃として転記されます。


【プログラムの流れ】
① グーグルクロームでYahoo!JAPAN!路線案内のWebサイトを立ち上げます。
② エクセルシートのB列の最終行を取得します。(データ件数を取得)
③ エクセルシートのC列から出発駅・D列:到着駅をWebサイトへ転記します。
④ Webサイトに出発駅・到着駅が転記されたら、区間運賃を検索します。
⑤ 運賃結果をエクセルシートのE列に転記します。
⑥ データの最終行まで繰り返します。

【プログラム実行条件】
① SeleniumBasic事前設定をサイト(https://akira55.com/seleniumbasic_googlechrome/)より行って下さい。
② VBEの参照設定を行う【VBEの画面より】【ツール】⇒【参照設定】を選択して【Selenium Type Library】にチェックを入れます。

 

 

 

 

●実行前~実行後 ※プログラム実行後、WebサイトYahoo!Japan乗換案内が立ち上がり、EXCELシートに指定している乗車区間(C列:出発駅⇒D列到着駅駅)の検索を行い、結果をE列へ運賃を転記しました。
(画面クリックして拡大)

 

 

 

 

 

EXCEL VBA Google Chrome(グーグルクローム)の操作・乗換案内・定期券・定期代検索:1ヶ月・3ヶ月・6ヵ月 ③EXCELシートに表示

 

 

 ●プログラム説明 (サンプル③)

下記のサンプルプログラムは、ジョルダン乗換案内のWebサイトを利用して、EXCELシート内に一覧表示された出発駅と到着駅が登録されています。この出発駅と到着駅の乗車区間にあたる1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の定期代を連続に検索するサンプルプログラムです。検索結果は、EXCELシートに定期代として転記されます。

【プログラムの流れ】
① グーグルクロームでジョルダン乗換案内のWebサイトを立ち上げます。
② エクセルシートのB列の最終行を取得します。(データ件数を取得)
③ エクセルシートのC列から出発駅・D列:到着駅をWebサイトへ転記します。
④ Webサイトに出発駅・到着駅が転記されたら、定期代の検索を行います。
⑤ 結果をエクセルシートのE列~G列に定期代が転記します。
⑥ データの最終行まで繰り返します。

【プログラム実行条件】
① SeleniumBasic事前設定をサイト(https://akira55.com/seleniumbasic_googlechrome/)より行って下さい。
② VBEの参照設定を行う【VBEの画面より】【ツール】⇒【参照設定】を選択して【Selenium Type Library】にチェックを入れます。

 

 

 

 

●実行前~実行後 ※プログラム実行後、Webサイトジョルダン乗換案内が立ち上がり、EXCELシートに指定している乗車区間(C列:出発駅⇒D列到着駅)の定期券代の検索を行い、結果をE列に(1ヶ月):F列に(3ヶ月):G列に(6ヶ月)の定期代が転記されました。
(画面クリックして拡大)

 

 

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