EXCEL VBA 指定した時刻に実行・指定した時刻まで止める(Waitメソッドの使い方)

 

EXCEL VBA 指定した時刻に実行・指定した時刻まで止める(Waitメソッドの使い方)

 

 ●はじめに

EXCEL VBAでプログラムを作成した時に、ある一定の時間を停止したり、指定時刻に実行させたい時があると思います。その時に利用するのが、ApplicationオブジェクトのWaitメゾットです。このメゾットを利用する事で、タイムスケジュールなどを管理するプログラムを作成する事も出来ます。それでは、Waitメゾットの利用方法を説明いたします。

 

 

 ●書式の説明 【Waitメゾット】

【ApplicationオブジェクトのWaitメゾットの利用方法】

Application.Wait(Time) 

使用例: Application.Wait Now() + TimeValue(“00:00:05”)
※現在の時刻から+5秒後まで停止します。(5秒後に実行します)

使用例:  Application.Wait “12:00:00”
※指定した時間(12時)まで停止します。(12時に実行します)

 

 

 

文字列を順番に表示します(1秒ごと:Application.Wait)

 

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム①)

下記のサンプルプログラムは、指定した文字列(セルA1)に対して、1文字ずつ順番に表示(セルA3)させるプログラムです。文字を1文字ずつ表示させる待ち時間は、1秒に指定しています。

 

 

 

●実行前~実行後  ※プログラム実行後、セルA1に登録されている文字列をセルA3に一文字ずつ、1秒間隔で表示させます。
※(画面クリックして拡大)

 

 

実行時間を指定してタイムスケジュール管理(指定時刻:Application.Wait)

 

 

 ●プログラム説明 (サンプルプログラム②)

下記のプログラムは、実行時間を指定してスケジュール管理を行うプログラムです。下表の通りに、実行する項目と作業時間を設定します。指定時間になると、スケジュール項目のメッセージボックスが表示され項目に対して完了したか?(Yes/No)で選択判定します。判定結果をD列の「作業完了」に「Yes:処理済み」・「No:未処理」と選択結果に応じて登録されます。

 

 

 

 ●実行前~実行後  ※プログラム実行後、作業時間に達成した項目(スケジュール)のメッセージが表示され、項目内容に対して完了したか?(Yes/No)で選択判定します。選択した結果に応じて「作業完了」に反映します。

※(クリックして拡大)

 

 

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